ワインは醸造酒です。醸造酒とは簡単に言うと原料を酵母の働きで発酵させて造るお酒のことで、米が原料の日本酒、麦が原料のビール、葡萄が原料のワインなどがあります。

 どの醸造酒も発酵するには糖分、水分、酵母が必要です。日本酒原料の米もビール原料の麦も水分は極わずかしかなく水分を加えないと発酵しませんし、糖化というプロセスも必要な為、醸造に高度な技術や設備が必要とされています。また原料に水分がほとんどないということは輸送や保存が可能と言うことです。そのため収穫年の差やどこでとれた原料かということや、栽培方法や栽培農家はどういった人物かということよりも、醸造する人や会社の色が濃く出やすい傾向にあると思います。(もちろん例外もあります)

 

 それに対してワインの場合、葡萄自体に高い糖分が含まれ、果汁という水分があり、野生の酵母も葡萄の果皮などに付着しています。果実に水分を多く含んでいるので基本的に輸送や保存には適しておらず、畑でとれた葡萄の出来がそのままワインに反映しやすいのです。それゆえワインは畑が大切だといわれます。畑での農作業が重要なのです。

 また除草剤、化学肥料、化学農薬を使わない栽培や、醸造において乾燥酵母は使わずに野生の酵母で発酵させたり、亜硫酸やポンプの使用を極力減らしたりと、なるべくワインに負荷をかけずに造るといった思想は規模が小さければ小さいほど色濃く反映し、「農」と「人」を感じられる自然なワインが造れると考えています。

ドメーヌモンはそのようなワイン造りを目指しています。