プロフィール

 茨城県古河市の出身ですが、早稲田大学在学中にスノーボードの魅力に取りつかれ、2000年、スノーボードインストラクターの資格取得をきっかけに北海道内のスキー場でインストラクターとして働き始めます。

 

 スノーボードスクールに所属していましたが、スキーのインストラクターの方の多くは春から秋まで地元で農家をし、積雪のために仕事ができない時期限定の、季節労働という特殊な仕事としてインストラクターをされていました。

 北海道という過酷な気象条件の中で活き活きとされて人生を楽しんでいる先輩方に憧れ、自分も北海道に永住し農家になりたいと考えるようになります。ただ、新規就農となると様々な障害を乗り越えなければならず、また北海道では主流の大規模農業ではなく、小規模で個性を出した農業をしたいと考えていたので答えを見出せずにいました。

 

 そんな中、シーズンオフの春から秋の仕事として、派遣でリゾート地のレストランで働いていた際、ワインを扱うレストランに配属されたことをきっかけにワインに傾倒していきます。

 ソムリエの資格を取得し、畑ごとに違うワインの特性にますます興味をいだき、自分で葡萄を栽培したいとまで考えるようになりました。醸造学など学んでいないので、初めは自分の栽培した葡萄を委託してワインにできればと考えていたのですが、色々な縁からドメーヌタカヒコの曽我貴彦氏の元で研修できることになり、2年間の研修を経て、小さな醸造所を持つ農家として2016年に独立することができました。

 独立することがゴールではなくスタートなので、自分らしく、北海道の四季を存分に楽しみながら、人一倍自然と共に歩める農家としてワインを表現できたらと考えております。